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スイスで博士号を取得したScientistの徒然なるひとり言

Good bye!スイスでの最終出勤日 笑いと涙とクロワッサン

何事にも終わりは来ます。4年間のスイス生活も終わる日が来ました。PhDディフェンスが終わってからはデータ整理や引き継ぎ、担当機器の最終メインテナンスとマニュアル作成など、帰国するまでの2週間はかなり忙しく過ごしました。クリーンアップでは学部2年生の学生実験で購入してから博士号を取るまでお世話になったもはやdisgustingな白衣に感謝を込めてさようなら。

 washed several times though

そして迎えた出勤最終日。

グループのみんなに感謝を伝えるために何か出来ることはないかなぁと考えたところ、美味しいクロワッサンを一人一人に袋詰めして渡すことにしました。ラボの近くにはパン屋さんが沢山あるのですが、クロワッサンが美味しいお店をチョイス。プレーンとチョコクロワッサンを1つずつ入れた袋を人数分用意してもらいました。

それを持ってまず、オフィスに。3人がデスクワークをしていました。一番シニアの学生から感謝の言葉を伝えました。一人ずつハグをし、一緒に過ごした思い出をたくさんの笑顔で語りました。そのあとは一部屋ずつラボに回って、メンバーに手渡しました。

一番エモーショナルなのは自分が4年間いたラボ。そこには自分が2年生になりたての頃入ってきて3年間隣で過ごした共通の趣味を持つ友人や自分のプロジェクトを引き継いたマスターの学生、グループに加わって2週間ほどの一年生がいました。中でも3年間過ごした友人とはぎっしりとハグをして、感謝。うるっときました。

ボスとも4年間の思い出を懐古しました。4年前に自分を学生として受け入れサポートしてくれたから、科学者として、人として成長出来ました。Merci beaucoup

やっと全員に挨拶が済んで、実験台の型付けを完了し、物思いにふけりながら実験台を眺めていると、ラボにずらずらとメンバー全員が入ってくるではありませんか!午後からいなくなる事を知って、みんなの方からgood byeを言いにきてくれたのです。最後にみんなの笑顔と涙が溢れた瞬間でした。最高の仲間と人生でも指折りのchallengingな期間を過ごせたことが何より嬉しかったし、宝物ものです。

さて、次のステージに移る時がきました。コンフォートゾーンを抜けるのは勇気が入りますが、さらなる成長が待っています。そしてその舞台は祖国日本!何か社会に役立つことができたらいいなぁ。