こんにちは。
お金がないからと博士後期課程進学を迷っている方に書きます。
もし、今博士進学を考えていてそこにお金の問題が引っかかっているなら読んでみてください。
私は修士一年の秋に博士進学を決めました。
博士進学を決めた理由は以下の記事をご覧ください。
5つくらい理由を上げました。
これを読んでいる方はもう既に博士進学を決めていらっしゃるかもしれません。
でもお金がネックになり悩んでいるかもしれませんね。
学振を取れれば月約20万円はいただけるため、親のすねをかじる必要もありませんし、アルバイトをして研究と睡眠の時間を削る必要もありません。
また、教授が学振をとれなかった学生を助手や何かの役職につけて、お給料を支払ってくれる環境ならそこに残ってもいいかもしれません。
しかし、すべての人がそんな環境にいるわけではありません。
わたしもその一人でした。
修士時代は全合成を達成し、論文もあり、発表賞もありましたが、学振を取ることに自信が全くありませんでした。
優秀で将来の指標もはっきりしている方が不採用なのを見ると........という感じになりました。
そんな感情を今まさに抱いている方に選択肢に入れていただきたいのが海外の大学院です。
なぜか、
海外では博士課程の学生はお給料をもらって働くのが常識だからです。
つまり、ラボに所属したと同時にお給料をもらうことが確定するということです。
でも、海外のラボに合格する方が大変じゃないの?
と言われるかもしれません。
ここで、言いたいのは日本の修士学生は欧州や米国のそれと比較しラボワークにたくさんの時間を割いています。4年生時と修士二年間の3年間ありますからね。
欧州や米国で博士進学する際に論文を持っている修士の学生はほとんどいません。
実験技術も高いです。
教授は能力の高い学生が欲しいのでその点で日本の学生は有利なのです。
あとは、留学生向けの奨学金を持っていればほぼ採用されます。
奨学金をとれることはある程度の能力があり、見込みもあることの一つの証明にもなります。
また、現在海外に出ていく日本の学生が少ないので比較的倍率が低いです。
私はスイス政府奨学金に応募しました。
参考にこちらの記事をご覧ください。
採択率は学振と変わりませんが、受かりやすい印象があります。
私の同期で優秀でしたが、金銭面の理由で進学をあきらめた人もいました。
海外ならお金がネックになることもないです。
今の日本は少しずつ変わり始めていますが、まだ時間がかかりそうです。
勿論、大多数と違う方向に行くのは勇気と根気がいります。
しかし、時間が経てばその価値が身に染みてわかります。
是非選択肢に入れてみてはいかがでしょうか?
今日はこんなところで。
では。
こちらの記事もどうぞ↓
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