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スイスで博士号を取得したScientistの徒然なるひとり言

【海外留学/海外勤務から本帰国】やった事、しなきゃいけなかった事(スイス編)

4年間のスイスでの生活を終えて我が国に帰還する時期が来ました。海外生活を確立した場所から移動するとき、目的地がましてや遠く離れた日本の場合にはやらなきゃいけない事がたくさんあります。本記事は私が本帰国に際して行った事を参考にいていただくために書きました。

  • スイスから本帰国する方
  • 本帰国の準備を始めようとしている方
  • どんな手続きがあるか、大まかに知りたい方
  • どれから手に付けたらいいか迷っている方

参考にしてください。

 

 

移民局に転出届を提出

Onlineで済ませたい方

こちら(Basel-Stadt imigration office)から、アクセス後、必要な情報を記入し、支払いを済ませると、後日、移民局から転出届が送られてきます。紛失厳禁です。

移民局に直接行く方法

心配な方は直接出向いてもいいのでないでしょうか。待ち時間が少ないお昼時を狙うといいと思います。この場合、転出届を紙面で受け取れます。

フライト日決定

約三か月前にフライトを予約しました。荷物が多いこと、当時1歳の子供が居る事から予約変更に融通が利くスイスエアーを利用し、直行便を選択しました。

アパート退去日決定

引き継ぐ方がいない場合

この場合は大体三か月前に不動産会社に退去する旨を伝えます。その際に必要なのは契約終了申請書です。自分で作成してもいいですが、こちらテンプレートを利用するのが簡単です。サインをして送りましょう。書留郵便がいいと思います。それを不動産会社が受理し、手続きが始まります。広告は不動産会社が出すのが一般的ですが、希望者の訪問対応、アプリケーション用紙の配布は自分でする必要があります。選定は不動産会社が行います。

引き継ぐ方がいる場合

こちらの方が簡単です。もし、誰かを見つけたい場合はRent my Basel(Baselの場合です)というFacebookページで人を探すとあっさり決まったりします。私の場合は日本人の学生が引き継いでくれることになったので、その方は申請書と負債証明書(余裕をもって用意しましょう)をメールで、私からは契約終了申請書を手紙で送りました。家具も引き継いでもらう場合は、どの家具を引き継ぐのか書面に残し、自分と引き継ぐ方の署名を入れておりましょう。

退去当日

不動産会社の担当者が訪問し、部屋の状態を細かくチェックし、OKならサインをして、カギを返し、終了です。

クリーニング日決定

クリーニングは必須

スイスでは引っ越しをする際、クリーニングを自分でするか業者に頼むかを決める必要があります。以前住んでいた学生アパートは小さい部屋だったので全て自分たちで行いました。しかし、二つ目の家は一般のアパートで掃除する場所を多いこと、引っ越しや他の手続きやら、子育てで忙しいことを考慮して、業者にお願いしました。

オーナーや知り合いに紹介してもらうが吉

クリーニング業者は沢山ありますが、評判や後で何かあったときのために、私はアパートのオーナーに業者を紹介してもらいました。業者が部屋に来て、どこをどのくらい掃除するかなどを話し合い、見積もりを出してもらいます。不動産会社と提携している掃除会社にお願いした所、フルクリーニングで590CHFでした。この金額には保険料も含まれています。それにより、掃除会社が明け渡し時に同席し、不動産会社から指摘された箇所をその場でもう一度掃除する際に追加料金を払わなくていいとのこと。煩わしいことになってほしくないので、業者さんに丸投げしました。

年金手続き

コチラはまだ行っていません。予定として書いておきます。

スイスで雇用されていたので年金を給料天引きで納めていました。スイスを離れる際は希望すれば返金されます。日本の口座に送ってもらう予定です。スイスでの離職が確認されないと手続きに入れないみたいです。

OASI

こちらも予定です。

OASIは確か社会保険料のことです。こちらも請求すればかえってきます。そのうち余裕ができたら申請する予定です。

保険会社に連絡

保険を解約するには転出届が必須です。PDFとして添付して、解約の旨をメールで伝えるだけで大丈夫です。

銀行に連絡

スイスで給料をもらっていた銀行口座は、滞在許可証の無効化と共に解約しなければいけません。スイスを発つ約一週間前に近くの支店に出向き、解約の旨を伝えました。残金は日本の銀行にトランスファーするか、現金引き出しで対応できます。Wiseでいけるかなと思っていましたが、ゆうちょ銀行などではなぜか全てを一度に転送することはできませんでした。(何故だかわかる方、ご教授願います。)そのため、日本の銀行へ転送を選択。5月31日にスイス銀行口座を閉じる約束をしましたが、6月中旬現在まだ預金は日本の口座に入っていません。

ネット回線会社に連絡

私が利用していたのはSUNRISEという回線会社で、契約終了には電話する必要がありました。電話自体は3分程で、簡単に解約できました。SIMはスイスを旅立つ日に解約予約し、Wifiルーターはそれより三日ほど前に指定された支店に直接持っていきました。不備があると100CHF支払うことになるので注意です。

日本に帰ってからのシム契約

あまり重要でないかもしれませんが、久しぶりの母国でネットがつながらないと誰とも連絡が取れません。契約しておいて損はないかと。私の場合は成田空港まで母が迎えに来てくれたので、シムは必要ありませんでした。実家について落ち着いてから格安シムを契約しました。

日本での転入届

日本入国後、早く転入手続きを済ませた方が後々楽だと思います。私の場合は転入先が本籍ではなかったので、帰国3週間後に転入手続きをしました。国民保険やマイナンバーの手続き、子育て支援の申請もあったので1時間30分ほど掛りました。余裕をもって市役所に行きましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。覚えている範囲で書いてみましたが、書きこぼしがあるかもしれません。ご質問がある場合はコメント欄に書いていただければ返答いたします。まだ手続き途中の物もあるので、追記していきたいと思います。