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スイスで博士号を取得したScientistの徒然なるひとり言

残りの有給休暇日数が36日から21日に。契約違反‥?な件

スイスの博士学生は基本的に年間25日間の有給休暇が認められています。そのため夏休みや、冬休みに限らず、祝日が金曜日や月曜日になった際は一日か二日間休みを取って別の国に旅行に行く人も。

その有給休暇ですが、大学側の会議で年繰り越しができるという決定がなされました。

つまり、4年間の博士課程中に100日の有給休暇があるということ。

そして、一年間のうちに25日の休暇を取らなかった場合は、その分働いているので、日割り計算で日給を教授側が払うという議会決定も。

なぜ、こんな議事が出たのかというと、多くのPhD学生が、取らなかった休みは繰り越しできるため、最後にまとめて旅行でもして消費する事例が多かったためです。

この学生たちはなにも悪いこともしていません。自分たちの権利を行使しているだけです。

ですが、それに教授側が猛反発。

教授側の言い分としては、休みを取っている間も給料は支払わなければいけないのだから休みは繰り越されるべきではない。また、まとまった休暇を取ることで研究が滞る可能性が大いにある、ということでした。

去年、教授側が委員会を設置し、大学側に審議申し立てまでしたのです。

大学側はそれに応じました。

大学側が出した結論は、休みを取るのは労働者(PhD学生)の権利であり、25日間の休暇は一年間で使い切らなければならない。もし、余剰がある場合はその分の日給を学生に支払う。もしくは4年間で100日の全休暇を取ればよし(繰り越しが可能ということ)でした。

それは秘書側にもきちんと伝わっています。

しかし、ボスは学生がその決定事項を知らないと思い込んでいるのか、休みは繰り越せないということを言い続けていました。

立場としては大学側は教授よりも上の組織なので学生は大学側に当然従います。

同僚たちは無視を貫いていました。

 

そんな時、人事からのメールで、今年の夏から休暇数をオンラインで管理しはじめるから準備しておけと伝えられ、必要な書類が添付されていました。

今までは休む時は秘書さんにメールする方式でしたが、より簡便な方法になると。

そこに前年までの繰り越し分と今自分が持っている休暇日数が書かれていました。

繰り越し分が20日で計36日の休暇が残っている。

他にも自分のように多くの繰り越し分をもっている学生が数人いたのでその人たちがボスのところにサインをもらいに行ったら、怒られたみたいです(笑)

 

そこで学生たちがとった作戦は化学科の人事部トップに仲介してもらう。

その人はその状況を聞き、ノンノンノン!それは教授側はサインしなきゃいけない約束だから、電話で伝えておく!と言い、実際に電話で伝えてくれていました。

 

 

翌日にボスから来たメールが「人事部に行く前に私のところに来てください」

でした。もう完全に暴走している😅

 

そして実際にサインをもらいに行ってみると、交渉開始。

なんと、繰り越し分を5日にしたいと。理由は日給を払いたくないから。

わかるけど、僕が三日おきにPCR受けたくない(無症状なのに受けても何の意味もないw)って言った時にconcequenceに従わなきゃいけないって言ってたよね?w

こっちはPCR一回約2万円を3日おきに払ってたけども‥

今のconcequenceはサインなはず。

あとで他の学生にも聞いてみると11日の繰り越し分だった学生は「まぁ いいっか」だったそうです。14日だった学生もおとがめなし。

20日の人たちは5日に強制的に減少。

?????

完全に暴走している😂(パート2)

 

しかも、5日にしたい理由が、他のラボのボスもやってるからという中学生が使いそうな理由。

ただ、一階上のラボのボスに聞いたらその方は大学側の決定をそのまま受け入れているし、反対した覚えはないと言っていました。

 

全く譲りそうもないので、こちらが折れて、秘書さんに新しい用紙に21の代わりに5と書いてくださいとお願いに行きました。もはや完全にカオス。

秘書さんも困り顔😔でした。

大きな問題にしたくはないから許容するけど、大学出たらsueするよって秘書さんと大笑い😏しました。

 

まぁ 休みをたくさん取るほうじゃないから別にいいんですけどね!

てなわけで、エンジンフル回転でがんばってます!!ていう話でした。