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スイスで博士号を取得したScientistの徒然なるひとり言

博士課程最後のAnnual Meeting

こちらの博士課程ではAnnual Meetingといって、年に一度指導教官と副査の先生の前で研究報告をして議論します。自分は4月入学なので毎年4月頃に行っていました。しかし、今年は論文、実験、子育て、申請書類、就職活動等で、すっかり頭から研究報告が吹っ飛んでおりボスから言われて気がつくほど。

夏休み期間に入ると先生方も休暇を取るため急遽通常のグループミーティングとAnnual Meetingをcombineすることに。

以前に二度行っていますが、それらはオンラインだったので今回が初めてのオンサイト開催。副査の先生にアポを取り付けちょうどその時間なら空いているとのことで朝九時から研究報告をしてきました。

発表論文についてともうすぐ終わりそうな全合成の内容を発表。多くの質問や提案をしてくれるので大変勉強になります。

また、自分が作った化合物を使って面白いことができそうとCollaborationもその場で決まり、午後には副査の先生のグループからポスドクが来て少しディスカッションしました。

通常、発表後は指導教官と副査で話し合いをし、その後副査と自分で話し合いをして終了なのですが今回はなし。理由はわかりませんが最終学年だからかもしれません。

研究報告が終わった後は報告書を書かないといけません。

この一年に何をやったか、来年度は何をするのか、要旨までとは行きませんがその類のものです。

うちのボスは英語の添削に時間を割くのが嫌いな人なので、書き上げたものをBritishに見てもらい、それを提出しました。

やはり、ネイティブに見てもらうと英語の勉強になりますね。

夏休みに入る前に終えることができて良かったです。あとは全合成の残りのステップをパパっと終わして、パブリッシュして、博論書いて、ディフェンスしたらおっしまい!

やっと終わりが見えてきた今日この頃でした。

 

 

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