先日、母校同窓会の東京会に招かれ、「日本の未来」というテーマで講演する機会をいただきました。この機会は、母校の創立記念式典でのスピーチがきっかけで、ある同窓生の方から直接お誘いを受けたものでした。私のような若輩者が、人生の大先輩方を前にして話すことにはかなり緊張しましたが、なんとかやり切ってきたのその様子をリポートしたいと思います。
出席者の層の厚さに驚かされた
会場には70名を超える聴講者が集まり、その顔ぶれには驚かされました。素材会社や製薬会社、アパレル業界など、各分野の最前線で活躍されている社長や副社長といった方々ばかり。母校のポテンシャルを改めて実感。このような多彩な方々の前で話をすることになるとは。
内心「おいおい、完全に場違いの講演をしてしまうかもしれないぞ。。。」
でも、スライドも話す内容ももう変えられないので行くしかないと腹をくくりました。
「日本の未来」そして自身の経験
講演では、「これから国を担う若い世代として何をすべきか」というテーマを中心に話をしました。スイスでの生活や現在勤務している会社での取り組みも交えながら、未来を見据えた若い視点での提案をしました。
特に印象的だったのは、聴講者の中に感動して涙を流してくださる方がいたことです。終了後には10数人もの方々がわざわざ話しかけに来てくださり、「もっと聞きたかった」「あなたの話に未来を感じた」「日本は大丈夫だと確信した」といった温かいお言葉をいただきました。予定していた30分の講演は40分に延びましたが、それでも満足いただけたことが何より嬉しかったです。
またしても一筋縄ではいかない育児と準備の両立
今回の講演も育児の合間を縫って準備しましたが、前回に続いて簡単なではなかったです。第2子の誕生や長男の手足口病の看病で十分な時間を割けず、スライド作りも練習も満足にできないまま本番を迎えることに。しかし2週間集中して、朝活の時間を準備にあてて効率的に、やれるだけやりきりました。
仕事にもつながった
講演を通じて、同窓生の方々との新たなつながりが生まれました。中には仕事に発展しそうな話もあり、非常に有意義な時間となりました。
R&Dの部門長の方が会社に来てくれるお話まで頂いて中長期的なお付き合いができたらいいですね。また、これだけの大勢の方に感動を与える機会をいただいたことは、私自身の成長にもつながりました。
まとめ
今回の講演を通じて感じたのは、「話す」という行為の力です。自分の考えや経験を言葉に乗せて伝えることで、人の心を動かすことができるのだと実感しました。そして何より、母校という共通の基盤を持つ方々とのつながりが、いかに大きな力を持つかを改めて感じた時間でした。
これからも、自分ができることを一つずつ積み重ね、未来を担う一人として成長を続けていきたいと思います。