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スイスで博士号を取得したScientistの徒然なるひとり言

留学に奨学金が必要?スイスで貰えるスイス政府奨学金はいかが?

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今回の記事は以下の方向けに書いています。

  • 留学するために奨学金が必要な方
  • スイスに留学したい方
  • スイス政府奨学金について知りたい方

 

 

 

奨学金が必要になった経緯

大学に面接に来た際にボスからいくつかの奨学金に応募してくれと言われました。

 

 

こちらではボスは1人の学生に対して卒業までに約2000万円のお給料を払わなければいけないのです。

 

 

そこで学生が奨学金を持っているとその差額を払うだけでいいのでお財布に優しいわけです。

 

 

私が研究室に応募した際にはラボのホームぺージには奨学金の有無に関しては記述がありませんでしたが、現在は応募メールに添付するべき書類が載るようになりました。

 

 実際に応募した奨学金

私の場合は色々ある中から条件が良い2つに絞りました。

 

1つは日本の財団法人ともう1つはスイス政府の奨学金に応募しました。

 

結論から言うと日本の財団法人には蹴られましたスイス政府の方は奨学生として採択されたので今回は後者について書きます。

 

Swiss Government Excellence Scholarship  

名前の通り、スイス政府がお金を出してくれる奨学金です。

 

この奨学金ですが、なんと言っても条件が非常によろしい。

 

色々利点はありますがいくつかピックアップしますと、

  1. 3年間の受給資格 
  2. 健康保険料を支払ってくれる
  3. 授業料の免除
  4. 友達づくり

などなど

 

1.受給資格は3年間です。

 

日本の奨学金だと2年とか1年とかが殆どですが、3年間貰えます。

 

これはボスからすると非常に魅力的に映りますね。

 

2.健康保険料も払ってくれる

 

スイスは日本のように国民皆保険制度ではありません。

 

 

しかし、スイスで生活するには自分で健康保険に加入しなければなりません。

 

なんちゃって国民皆保険とでも言いましょうか。

 

これがまたお高いこと。一番安いやつで月3万円位しちゃいます。

 

これを払ってくれます。

 

追記

保険契約に関する詳しい記事です。

www.daringadvs.com

 

 また、賢く保険料を控除してもうこともできます。

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3.授業料に関しては大学によって異なるらしいですが私のところは免除になります。

 

因みに、スイスの学費は日本と比較するとかなり安いです。

 

一学期約4万円です。

 

二学期制なので一年の学費は8万円ほど。

 

 

4.友達づくりというのはですね、大学内に留学生というのがたくさんいるわけです。

 

その中でこの奨学金をもらっているのが約50人くらいいるわけです。

 

その人たちと旅行やディナーを企画してくれるんです。(もちろん無料)

 

同じ境遇の人と知り合えるのは非常に良いことだと思います。

 

まだお会いしたことはありませんがアフリカ出身で日本で修士をとり、こっちに博士で来た方とかもいるみたいです。

 

 

夕食会に行った時の記事です。

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これ以外にもメリットはたくさんあるので気になった方は下のリンクからチェックしてみてください。

Swiss Government Excellence Scholarships

 

応募に必要な書類

 

  • カバーレター
  • 研究計画書(プロポーザル A4、5枚分)
  • モチベーションレター
  • 受け入れ先教授からの推薦書
  • 日本で在籍する大学の教授3人からの推薦書(英文)
  • 健康診断書 
  • 学部・院生時の英文の成績証明書(現院生の場合は最新の物でよい)

 

思い出せる範囲でこんなところです。

 

一年ごとに情報は更新されるので要チェックです。

 

研究計画書にはPhDを取った後どうやって日本に貢献したいか、日本で在籍していた大学に貢献したいかなども書く必要があります。

 

もちろん研究計画書はボスとよく話し合った方がいいと思います。

 

私もたくさん添削してもらいました。

 

健康診断書も英語で書く必要がありますが、個人の医院では書いてくれなったため、メインキャンパスに居る常駐医に頼んで書いてもらいました。

 

英文の成績証明書は日本語に比べて発行に時間がかかると思いますので時間に余裕をもって取得したほうがよさそうです。

 

応募方法

必要な書類をホチキスで留めずにそのまま封筒にいれ、在日本スイス大使館の奨学金ご担当様宛に郵送します。

 

私の場合は個人情報の書き方が不明瞭だったらしく担当者様からメールをもらい、その資料だけ再度書き、送りなおしました。

お恥ずかしい。

 

応募期間

基本的に9月から受給が始まります。

 

そのため、翌年の情報がオープンになるのは前年の夏あたり。

 

その年の11月ごろに提出締め切りです。

 

結果は翌年の5月ごろ通知と書いてあります。

 

しかし、

私の場合は3月26日の夜、成田空港で採用通知を受け取りました。

 

 

 

採択率は?

気になる採択率は15%以下と書いてありました。

 

因みに同時に応募した日本の財団も約20%だったので確立的には4つくらい応募すれば一つはもらえると思われます。

 

 

おわりに

 

奨学金を持っているだけで選択の幅が広がります。

 

出すだけ出してみたら良いのではないのでましょうか。

 

あとは審査会が決めてくれます。

 

 

もし、スイス政府奨学金にご興味の際はこのリンクからダイレクトに飛べます。

 

 

では

 

Have a good day!

 

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