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スイスで博士号を取得したScientistの徒然なるひとり言

スイスへの家族呼び寄せに必要なのは?

こんにちは バーゼル博士です。

私事ですが、今年の8月に約3年間お付き合いしていた美女と入籍いたしました。 11月からバーゼルで一緒に楽しく暮らします。 日本国内であれば籍を入れてお互いの都合がつく場所ですぐに生活できると思いますが、住む場所が国籍を持っていない場所となると少しやることが増えます。当たり前です 笑。 今回の記事では妻の滞在許可証を取る過程をシェアしたいと思います。

まず、 滞在許可証の種類を選びます。 彼女がこちらでフルタイムで働きたいのか、パートタイムでもいいのかで種類が異なります。更に永住したい場合は別に条件が求められます。

フルタイムで働きたい場合

この場合は雇用先をこちらに見つけてしまえば、雇用先のほうで必要な手続きは行ってくれるので簡単です。 私もこちらに来る際は化学科の秘書さんに丸投げでお願いしました。

働いてもパートタイムくらいの場合

この場合、パートタイムで生活するので滞在許可証をくれといってもくれません。 カナダやオーストラリア、ニュージーランドのようにワーキングホリデーを活発に受け入れている国ならまだしもスイスはめったに受け入れないのでそれも難しいでしょう。 ただ、家族呼び寄せなら別です。 こちらに家族の誰かが住んでいてその人と一緒に住むけどフルタイムで働く予定はないときに家族呼び寄せ制度が使えます。

私たちはこの制度を利用しました。

必要書類は?

  1. こちらで働いている人の雇用契約書のコピーと6か月間の給与明細
  2. 滞在許可を望む方のパスポート
  3. 戸籍謄本のコピー
  4. 戸籍謄本の英語翻訳したものとそれに対するアポスティ―ユ
  5. こちらで住んでいる所のレンタル契約書のコピー
  6. 住む部屋の個人賠償責任保険のコピー
  7. 呼び寄せる人のための健康保険のオファーのコピー

この7つだけです。 こちらに誰かが住んでいるのなら1、5、6はすぐに手に入ります。

2は当たり前ですね笑

7はこちらに住んでいる人と同じ保険会社にお願いするのが一番手っ取り早いです。 僕はちょうど奨学金が保険料のカバーを始めるときに契約が変わって、バーゼルのオフィスに行く機会があったのでその際に妻の分もお願いいました。

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少し手間取るのは4番!

この作業は呼び寄せられる方、つまり日本にいる方の仕事になります。 役所で戸籍謄本をゲットしたら英文翻訳してアポスティーを付ける必要があります。

アポスティーユって? 簡単に言うとこの書類は日本の外務省が認めた公的な書類ですよというです。 英文翻訳したものは役所から出た公的なものではないのでそれを使うためには外務省からのアポスティーユが必要になります。

難しそうに感じますか?

大丈夫! なんとかなります!!

自分でやろうとすると外務省に行く必要があるらしく交通費も時間もかかるので私たちは代行業者にお任せしました。 私たちはこちらにお願いしました。

certification.jp

代行業者に連絡を取り、見積もりをし、戸籍謄本の原本を郵送するだけで、必要な公的書類を作成してくれます。 私たちの場合はオンラインでバーゼルのimmigrationにアプライしたのでスキャンでのアプライになります。 そのため戸籍謄本の原本と翻訳双方にアポスティーユの取得をお願いしました。

非常にスピーディーに業務を進めてくださり、一週間以内で書類が返送されてきました。 金額は双方にアポスティーユをつける場合だと44,500円+消費税でした。

これですべての書類がそろいましたね!!

それらをスキャンして、以下のリンクから応募できます。 英語で応募ができなかったので秘書さんに手伝っていただきました。

https://www.bdm.bs.ch/Wohnen/Einreise-und-Aufenthalt/Familiennachzug.html

その後、返事が来て、8つの簡単な質問と妻のためのドイツ語コースの契約書を送ってくれと言われたのですぐに回答と契約書を送りました。 同僚に聞くと最近はこちらに移住した人にバーゼルに住む人と良いコミュニティを築けるようにドイツ語のコースを履修しA1レベル(超初級)をとってもらいたいらしいです。

僕も一緒に通うことにしました。 2-3年在れば今の英語くらいにはなると思うのでラッキーですね。

それから一週間ほどで妻の滞在許可が郵送されてきました。 そのコピーをスイスに入るときに見せれば普通にimmigrationを通過できます。

一か月半で滞在許可が取れました!

ということでご参考に。

Have a good day!