今回は青山繁晴さんの「ぼくらの祖国」をご紹介。 青山さんは記者から安倍総理直々のお願いで国会議員になられ、現在参議院議員として日本の尊厳と国益を護る会に所属されております。 自らの脚で現場に赴くことを大切にされ、それゆえにテロリストにころされそうになったこともあるとか。 元記者の方なので文章が読みやすく日本語が最近出てこない私には助かりました。 この本を読んで、日本が出身地というだけでなく、「祖国」へと変わりました。 その心境の変化を拙い文章ではありますが、お楽しみください。
- 作者:青山 繁晴
- 発売日: 2015/08/07
- メディア: 新書
この本を手に取る前の自分
日本国を早く出たくて仕方なかったです。学校では個性をころされるのに入社試験で個性を求められ、入社後は振り絞った個性をもう一度伏せ協調性を示す。 それ故海外で博士取得後に日本に戻る意義が見つからず、海外で博士をとったら、海外でキャリアを積み、世界を舞台に活躍しようと思っていました。
留学開始から心に余裕が出た頃
生まれた国を出て生活していると祖国を客観的に見ることが多くなりました。スイスやその周りの国々と比較し日本の良いところ、好きな所、改善点、好きとは言えないところなど、ふとした時に考えるようになりました。日本だったらーとか、考えだして。ここは日本ではないから違いのほうが多いのは当たり前なのに。 また、ラボが多国籍であるため歴史の話をすることが多く、同僚と比較し自分の祖国に対する無知さを知りました。
そんな時この本を手に取る機会があって読んで見ることに。
祖国を知る
私の勉強不足もあり、祖国について知らなかった事実をかなり勉強させてもらいました。 テレビやネットでは知りえない、現場を大切にする青山さんだからこそ書ける文章に鳥肌が立つ場面も多々あります。 高校時代部活ばっかりやり、テストに出るところしか勉強しなかった自分が少し情けなく思えました。
今ではこんなに素晴らしい国に生まれて来れて良かったとそして日本国を守ってくれた故人、守ろうとしてくれている方々に感謝しています。
考えの変化
博士号取得後、もしくはポスドクの後は日本に帰り、日本の科学技術の発展に貢献しつつ、家族、親戚との時間を大切に過ごせるようにしたいと願うようになりました。 自分にとって大切なものを大事にしていくことが幸せに繋がり、それが心の拠り所になると分かりました。
青山さんは沢山の著書をお持ちなのでまた読ませていただくと思います。
では
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