博士最終年のスタートラインに相応しく、研究論文が2つアクセプトされました。
思えばこちらに来て最初に出したのは、ロックダウン中に出したキラルリガンドに関する総説でした。
ノートパソコンとタブレットの小さい画面二つを使って、途中ケムドロのデータがふっ飛んだりしましたが何とか書き上げたもの
実はその時、既にネタになりそうなものはあったのですが、パッパッと行かないのが実験化学ですね。
他のプロジェクトとも並行しながら更に一年掛かりましたが、今月アクセプトされました。
とりあえずほっとしています。
実は年明け早々に、イタリアの大学と行っていた共同研究も形になってアクセプトされてました。共著という形ですが、NMRを使った活性種の同定という扱ったことのないテーマだったので勉強になることも多かったですね。
今月アクセプトされたのはセレンディピティから派生したプロジェクトで、こんな形になると思ってませんでしたがアンゲヴァンテへ何とか滑り込ませることができました。
2021年の11月末にサブミットしてクリスマス休暇を挟んで一月の最終週まで音沙汰なしだったので次はどこにしようか考えていたところでしたが良かったです。
かといって別に休暇を取るとかはないのですが。。。
現在は今回の論文から着想を得た新たな合成法を開発中です。
あと、入学時からのテーマである全合成も虎視眈々とパブリッシュを狙っています。
もう少ししたら就活をしないとですが、時間を見つけながら最後まで楽しく働こうと思い直せる区切りを迎えられてよかったです。
有り難うございました。