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スイスで博士号を取得したScientistの徒然なるひとり言

第一回Annual meetingを終えました

こんにちは。久しぶりの投稿になります。

三月から始まったホームオフィスも5月にはシフト制になり、1週間交代でラボに行っていました。
50平方メートルに2人までというスイス政府の指示に従ってのことです。
私的にはこの一週間シフトはそこそこ好きでした。

普段は同じラボで4人が仕事をしますがその半分の2人での1週間は喋り声も少なく、黙々と実験に集中できる好ましい環境でした。

まあ、そんな環境も6月に入り、フルタイムにもどりました。やはり人数が多く少し窮屈な感じがしました。
また、大学側の指示で全員マスク着用を義務付けられたので、夏の気温に白衣を着てマスクをするという熱中症になりそうな環境で実験しています。疲れ具合が1.5倍くらいになりますね。

本題に戻りますと、題名のように第一回目のAnnualmeetingを終えたのでそのご報告です。

Annual meetingとは年一回の会議の事でスーパーバイザーとセカンドスーパーバイザーに対して一年間の実験報告をしてfeedbackを戴く会議です。

武漢ウイルスの影響からテレビ会議での報告になりました。

時間は発表時間が40分くらいでその後教授方にfeedbackを沢山いただけます。

何事もなく報告をおえ、質疑に答えました。至って普通の報告会でした。

少し違うのは、セカンドスーパバイザーと二人きりで話す時間が設けられ、今のボスに言えない悩みや不満はないかと聞かれました。精神面でそのようなサポートをして頂けるのはありがたいですね。幸い何も不満はないので5分くらいでその話し合いもおわり、年一の会議終了です。

この会議を3回行い、最期のデイフェンスになるわけです。
また一年後が楽しみです。



話は変わりますが、
先日、横田滋さんが亡くなりました。
43年間、めぐみさんと他の拉致被害者を奪い返す為に戦い抜かれました。
最後まで会えることも無く魂に戻られました。

速報を聞いた時仕事も何もかも手に付かなくなりました。
我々日本人は、自国民が誘拐されても奪い返すことすらできない国をつくってしまった。
これは政治を選んできた我々日本国民の大罪です。

これから出来るのはこの大罪を背負い前進することしかありません。

多くの日本人が武漢肺炎を契機に自国がどうあるべきかを再考したはずです。
戦後70年で腐った我々の御霊をもう一度勃興させるいい機会です。
自ら変わるしか道はありません。時間がないのです。
綺麗事はもうおわりです。